フローチャートの主な書き方とは

フローチャートは、システムの複雑な処理の流れを可視化する優れた表であり、アルゴリズムやプログラミングの処理をわかりやすく図解するためによく用いられる。プログラマーがプログラミングする際も、複雑なシステムや機能を実装する場合は、フローチャートで可視化したうえで作業にあたるのが効率的だ。フローチャートの作成スキルは、現場で活躍するためにも必須レベルと言えるだろう。そんなフローチャートだが、実装するシステムの仕様や個人によって書き方は人それぞれだ。たとえば、主要の書き方の1つがBPMN方式(業務プロセスモデリング表記法)で、フローチャート内で使う記号や線の種類が一般的なものよりもさらに細分化される。繰り返し処理や条件分岐、同時並行の処理などをわかりやすく可視化する方法だ。作成すべきプログラムを整理できたり、無駄な部分を見つけられたりと業務効率化が図れる。また、日本工業規格(JIS)に基づいた、図形を利用してフローチャートを作成する手法も国内では一般的だ。日本国内での活躍を前提とするのであれば、フローチャートの知識がある人は一目見て処理をスムーズに終えられるだろう。図形や処理が進む方向の書き方も統一されているため、まずはこの書き方を基本として身につけておくと良い。そのほかにも、主要とされる書き方はいくつかある。フローチャートを使ってスムーズに仕事を進めるためにも、どれか1つの書き方に慣れておくか状況に応じて適宜使い分けられるようになっておこう。